生糸の表層を覆っているセリシンや不純物を取り除く工程です。石鹸練・泡練・酵素練・高圧練などがあります。精練することで白さや絹独特のやわらかくて光沢のある風合いがでてきます。
シルクフィラメント(正絹)・絹紡・ナイロン・レーヨン・綿・アクリル・ポリエステルと、ほとんどの素材を糸の状態で染色しています。糸の染色にはカセとチーズがあり、それぞれの素材や、用途によって使用染料や染色方法が変わります。
織物用・編み物用・柔軟の程度など、用途やそのあとお使いになる機械によって仕上げが異なります。打合せの段階でそれらを確認していきながら最適の仕上げをご提案します。
従来西陣織の裏無地用にはハリを持たせるために糊による仕上げを行っています。当社独自の方法でムラのない硬い糊加工を実現しています。
企画の段階での色確認の為に、試験室にてビーカー取りをしております。
絹の防スレ加工です。樹脂的要素がないためシルク本来の風合いは損なわずに糸の強さ事態を半永久的に改質します。服地業界のマーチンデール試験や洗濯機などで洗われることを想定した加工です。
精練しても精練されないようにする加工です。生染特有のハリも保て、後練商品との組み合わせもできます。
イタマン加工の特長にさらに磨きをかけ、前処理、後染色が可能に!!現在サンプルテスト中です。
糸の増量加工(40%〜230%)。3キロの試験用機械もあり、用途開発のお手伝いも可能。防スレ効果もあります。
スレやオレ対策として行われる絹特有の染色方法(112センチ幅)。現在はシルクの裏地に特化して染色しています。着心地、通気性のよさの秘密は当社でそめたシルクの裏地なのかも。